広州日本人学校は1982年(昭和57年)に補習授業校として児童3名で開校いたしました。その後,広東省教育庁の認可を受け1995年(平成7年)に全日制の日本人学校(児童生徒18名)となりました。それから数えて今年度は30年目に当たります。その間,保護者,広州日本商工会,日本国総領事館等の皆様方に支えられながら,ここまで発展してまいりました。
児童生徒数は2003年(平成15年)には108名,2006(平成18年)年には306名となり,2008年度(平成20年)以降は,400~450名で推移してまいりました。近年の新型コロナウイルス感染症の影響により2020年(令和2年)には,児童生徒が211名(令和2年10月)にまで減少しましたが,今年度は388名(令和6年4月:小学部306名・中学部82名)でのスタートとなりました。
学校は,「科学城」という学術・研究施設と,緑の多い静かな環境の両方に恵まれた場所にあり,体育館,屋内プール,人工芝のグラウンド,空調完備の教室など,児童生徒が学習に集中できる施設・設備が整っております。その環境の中で日本各地から優秀な教員が集まり,小中一貫の私立学校としての特色を活かしながら次のような教育活動に取り組んでおります。
○中学部所属の英語・社会・理科・美術などの担当教諭が小学部の授業を受け持ち,それぞれの専門性を活かした学習指導を行い「確かな学力」の向上に取り組んでいます。
○全ての学級に現地採用の英語講師,中国語講師を配置し,語学においてもより質の高い授業を児童生徒に提供しています。
○タブレット端末(iPad)を導入し,充実したネット環境のもと,日々「主体的・対話的で深い学び」の授業を展開しています。
○小中の児童生徒が協力して取り組む委員会活動や縦割り活動,または合同で開催する音楽発表会や運動会などの各種行事を通して,仲間同士の絆や人間性の確立にも力を入れています。
本校は「つながりを未来に実感させる広州日本人学校の創造」を学校経営のスローガンにあげ,この素晴らしい教育環境を生かしながら,教育目標である「自ら学び,個性豊かに国際社会に生きる児童生徒の育成」に邁進します。
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